英検1級 2次面接、「対策時」のポイント

こんにちは!英語学習者の皆様を陰でこっそり応援している、英検1級、準1級コーチのYumikoです。
英検2次面接の練習、順調に進んでおられますか?
私の受講生さん方も、だんだん、スピードをあげて練習しておられます😊

今までにもシェアしてきましたが、スピーキング(練習)で大事な点をいくつか、まとめてシェアしていきたいと思います。

ライティング原稿は、スピーチ用に必ず直して練習

1次試験用に、今までたくさん、ライティングの練習をしてこられて、原稿がたくさんたまっていて、それをメインにスピーチ練習をされている方も多いことでしょう。「自分の意見でスピーキングする」という点から見ても、一番いい練習方法だと思います。しかも、ライティングとスピーチの問題は、かなり被っていますので。

しかし、ここで問題なのが、

「ライティング練習時の原稿でスピーキングを練習してしまう」ということです。

実際にされてみて、その違いに「あ!」と思われた方も多いかもしれません。実際に話す(話せる)英語と、ライティングレベルの英語では、かなりの差があることに気が付かれた方も多いはずです。まず、あの、英検1級用のライティングレベルの英語で話せる方はいませんよね~~💦(もちろん自分を含め、です💦)。

ですので、ご自分の原稿(これはオススメです)で練習をなさる時は、必ず、それよりCEFRレベルで言ったら、1つか2つ下のレベル(英検1級なら、CEFR B2 又はB1レベル)で原稿を作り直して、それからスピーキング練習に入るといいです。

実際に声を出す練習時間を増やす

「原稿を作り直してる時間なんてない~~~!!💦」という方。分かります。

「自分の目的達成のために、うまくAI,ITを使いこなす」。

だからこそ、AIを使って時間を捻出して下さい。これこそ、今の私たちに与えられた力です。最先端技術を使いこなして、自分の目的を達成しましょう。技術に「使われる」のではなく、「使う」のが人間、私達です。 学習中にAIを使うことに極端にネガティブな感情を抱く必要などないと思っています。

「自分の目的達成のために、うまくAI,ITを使いこなす」。
今のあなたの目的は「スピーチできるようになること」で、「原稿作成」ではありません。
早く、原稿作成を終えて、「実際に声に出して練習する時間」を確保しましょう。

いつも申し上げていますが、

「話せるようになりたいなら、話す」「書けるようになりたいなら、書く」。これしかありません。

原稿の文章はシンプルに、短く

「自分が話せる英語で表現する」

のが一番大事です。ライティングでは、分詞構文や カンマ+which、無生物主語などを駆使してアカデミックライティングをした訳ですが、最高に緊張した状態で、そんな難しい文章を話せるはずがないですよね💦 ですので、とにかく文章はシンプルに、短くするのが得策です。それを繰り返し繰り返し、練習していきましょう。

文章を短くすることの利点は、主語と動詞の関係が掴みやすいことです。あまりにも長い文章だと、主語と動詞が離れすぎて、自分でも主語が分からなくなり、単数主語なのに動詞にsがついていなかったり、逆に複数主語を受けているのに、動詞にsがついていたり、、、。とにかく文法ミスも間違いなく増えます。ですので、こういうリスクを少しでも減らすために、主語と動詞の関係が分かりやすい、短い文章を使うといいです。

短く、そしてテンポよく

これは、上の「文章を短く」すると、案外自然にできてしまう部分でもあります。短く、大事な情報を次から次に、述べていく。「難しい語彙を使う」ことはいったん忘れて、普段話している感じで、イメージとしては

ネイティブの友人と時事問題について話しているイメージで

話してみて下さい。それが一番いいイメージの持ち方かもしれません。

相手に伝わればそれでいい、ということ

英検1級や準1級のスピーチ練習をしていると、どうしても難しい語彙や文型を使いたくなってしまいます。もちろん、それは素晴らしいことです!そう思えるご自分を誇りに思って下さいね!😊
でも、一番大事なのはそこではなくて、

「相手に伝わるか」

ということです。
例えば私のコーチングでは、スクリプトと音声、両方を送って頂きます。そして私はまず、スクリプトを見ずに、受講生さんの提出音声を聞きます。そして何も疑問を持たずに、最後まで聞き終え、主張が理解出来たら、それで合格です。
途中で「???」と思ったら、そこに何か問題があるはず。発音やイントネーションができていなくて理解できないなのか、あまりに曖昧過ぎて内容が伝わってこないのか、大事な一文が抜けていて前後の文章がいまく活きていないのか、、、。理由はその都度、違います。そこを指摘し、発音矯正、又はスクリプトの作り直し、、、。フィードバックは様々です(基本的に、受講生さんの立場、意見は尊重しています)。
難しい語彙を使いすぎると、聞き取るこちらにも負荷がかかります。すると、「???」なスピーチになってしまう可能性もあります。

「自分が面接委員だったら、自分のスピーチは理解しやすいか」を意識して下さい。

この視点はとっても役に立ちます。自分は内容が頭の中にあるから、分かります。しかし、

あなたの考えを全く知らない面接委員が聞いても分かるスピーチなのか。

これを意識すると、発音、展開、語彙、曖昧さ、例の適切さ。あらゆる視点から自分のスピーチの内容が見えてきます。

必ず録音録画をして練習する

なぜかは、もうお分かりですよね。上で述べた、「客観的に見る、聞く」ことをしないと、上達はしません。私がインスタに動画を上げるのも、一つにはこの目的があります。客観的に聞いて、「あれ?発音、変じゃない!?」と気が付くこと。これがとても大事です。意外と気が付かない、発音やイントネーションのミスって多いです。是非、録音、できたら録画をして、見返してみて下さい。

6割、話せたらOK!にする

最後に、一番大切なことです。それは「継続のために、ハードルを下げる」ということです。
毎日のスピーチ練習の中では、最初は1分も話せないし、語彙も例も展開も出てこないし、、、。泣きたくなる!というのは、1級面接を受けたことがある人なら、誰しも(もちろん、余裕の方もおられると思います!)経験したことだろうと思います。
でも、できるようになるためには、「継続して練習する」しかないです。

ですので、少し慣れて楽になってくるまでは、「継続できる」ことに重点を置いて下さい。「うまく話せる」ことに重点は置かないでください。何だか、矛盾しているようですが、自然なことです。人間、辛ければ、逃げたくなります。そうならないように、最初は「5~6割、話せたらOK]という感じにして下さい。

何を基準に5~6割?
あなたが思う「こんな風に話せるようになりたい」の、半分、話せたら上出来と思って下さい。その日はそれでOK.そこまで頑張って練習したご自分を褒めましょう。
その「うまくできなくて気持ち悪い感じ」を抱えながら、少し練習を継続しましょう。1週間もしたら、「あれ、少し話せるようになってきた?かも?」という時が来ます。スピードは人それぞれですが、必ず来ます。ですので、それまでは

「継続」すること

に重点を置いて練習してください。

さてさて、いろいろと思いつくままにポイントをシェアしてきましたが、思いついたらまた更新していきます。たまに覗きにいらしてくださいね!😊

一人では、1級、準1級面接の練習は無理!!!!というそこのあなたは、是非、ご連絡下さい。30分、無料学習相談も随時、受け付けております。

皆さん挑戦を、心から応援しています!!

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